紫外線が目に与える影響 (長野県 岡谷市)


こんにちは、長野県岡谷市にある大成堂です。急激に涼しくなってきましたね。天気に優れない日も続いてます。

皆さん、夏など暑い時は紫外線対策してるかと思いますが、夏以外でも紫外線対策は必要です。今回は紫外線が目に与える影響についてです。

 

長野県は国内でも上位の紫外線の影響が強い県

皆さん、我々の住んでる長野県は国内でも紫外線の影響が強いのをご存じでしたか?紫外線の強さは、赤道との近さ・標高・日照率が影響していると言われています。標高は高ければ高いほど、太陽に近づくのもありますが、空気が薄くなると紫外線を遮る効果が薄まるともいわれています。長野県は標高の高さに加えて、日照時間が長い=日照率が高くなるので、国内でも高いのです。特に松本市は国内でも紫外線が強い場所の一つとされています。

そのため、しっかりと紫外線対策をしないと肌や髪の毛だけでなく、目にも影響がでてきます。

 

 

紫外線が目に与える影響

紫外線は、角膜や水晶体、網膜などの目のさまざまな組織にダメージを与え、急性または慢性の目の病気を引き起こす可能性があります。また、紫外線によって目に活性酸素が発生し、細胞の回復力が低下し、目の疲れを感じやすくなることもわかっています。

紫外線角膜炎(雪目): スキー場や海辺などで、強い紫外線を短時に大量に浴びた際に起こる角膜の炎症です。目の痛み、充血、異物感、まぶしさ、涙が止まらないといった症状が現れます。通常は2日ほどで回復しますが、痛みが強い場合は病院での治療が必要になることがあります。

まぶたの腫れ: 紫外線は皮膚が薄いまぶたにも影響を与えると言われ、乾燥、しわ、たるみ、色素沈着などを引き起こし、また腫れにつながることもあります。

 

紫外線が原因の一つだと言われている目の病気

紫外線が目に与える影響には、痛みや充血などの炎症だけでなく、白内障などの目の病気があります。目の病気は視力低下だけでなく、最悪の場合失明につながる可能性があります。

白内障: まず、白内障は目の中の水晶体が濁ることが原因です。本来は透明な水晶体ですが、加齢とともに水晶体の細胞内に含まれるタンパク質が酸化し、徐々に濁ってくるためです。加齢が原因のため、ほとんどの人がなるといわれている白内障ですが、紫外線や喫煙、糖尿病や目への衝撃なども酸化が進む要因といわれています。

翼状片: 角膜(黒目)に向かって白目の部分から三角形上に白い部分が増殖していく組織の病気です。紫外線だけでなく、乾燥、風、ほこりなどが原因ともされています。

加齢黄斑変性: 目の奥にある、物を見る中心部分である黄斑部にダメージが生じる病気です。紫外線に長期間さらされることで、発症リスクが高まると考えられています。

がん: 紫外線の影響は、まぶたの皮膚がん(基底細胞がん、扁平上皮がん、悪性黒色腫など)を引き起こす可能性も指摘されています。 

紫外線の影響を和らげる予防・対策方法

 

 

紫外線カットのサングラスを着用する: お客様から「レンズが濃い方がより紫外線カットできるの?」と聞かれることがありますが、レンズの色の濃淡と紫外線カットは別です。紫外線カットはレンズに紫外線カット(UVカット)がされているかで決まります。基本的にメガネ店で作ったものや市販のものでもブランドサングラスなら紫外線カットは普通にされてますが、安価なものでUVカットの表示がされていないものはご注意ください。

紫外線カットレンズの伊達メガネを着用する: サングラスに抵抗がある方もいるかと思います。その場合は、紫外線カットレンズのついた伊達メガネを着用するのも効果的です。ただし、こちらもレンズに紫外線カットがされていないと意味がないですので、ご注意ください。メガネ店などに並んでいるフレームに入っているのはダミーレンズといわれる紫外線カットなどついてないただのプラスチックでできたレンズですので、そのまま着用するのはおすすめしません。

つばの広い帽子をかぶったり日傘を使う: サングラスと一緒に着用することで、多方向からの紫外線をカットできます。日傘もUVカット率が高いものを使うとより効果的です。

 

日頃から紫外線対策をして、目の健康を維持していきましょう。