プラスチックフレームの磨き直し (長野県岡谷市、諏訪、茅野)


皆さん、こんにちは。

プラスチックフレームが今の流行といわれるほど人気がありますね。流行というものは誰が作り上げているのか不思議ですが、25年ほど前のアイテムとしてはメーカーの新製品として紹介されるものには金属のメタルフレーム、ナイロールフレーム、そしてツーポイントフレームまたはプラスチックフレームといった感じで、プラスチックフレームの占める割合はわずかなものでした。さらにひと時はプラスチックフレームは皆無といったころもありました。

プラスチックフレームも多種多様で、古き良き時代のセルロイド素材、難燃性・加工性に優れる今でも主流のアセテート素材、近年ではTR素材やウルテム素材やリルサンなどのポリアミド系素材…等の樹脂加工素材も数多く出てきています。

セルロイド素材は歴史上初めて人工的に合成されたプラスチック素材です。
燃えやすく硬いという性質がありますが、硬い素材を丹念に磨くことで独特の色合いやツヤ感を楽しめる素材です。
セルフレーム(セル枠)の語源は、セルロイドフレームからきており、現在ではプラスチックフレームの総称として浸透しています。

但しプラスチック素材は日々使用されることによって、紫外線の影響や、皮脂、整髪料、化粧品などの付着によりつやがなくなり、ひどくなってくると、白く劣化してきます。

お預かりしたフレームはかなり劣化が進んでいて表面を削っただけではダメっぽかったです。

ここまで傷んできてしまうと元に戻すのは大変な事ですが、お客様はこのメガネに愛着があり、もうしばらく使いたいという事で処置をさせていただきました。

写真の散り方が悪いようでわかり温いかもしれませんが、黒がキレイな黒に生まれ変わりました。

一部内側鼻の部分(クリングス取り付け部)は磨ききれない部分もありますが、つやが出てきました。

愛着あるメガネを大切に…という気持ちを形に換えさせていただきました。