真珠のネックレスの糸替え(長野県 岡谷市)


こんにちは。岡谷市の大成堂です。

高市早苗さん総裁ご就任おめでとうございます。いま日本で最も注目されている女性政治家です。当選された会見をテレビで見ましたが、真珠のネックレスを着けられていましたね。大きい粒揃いの珠。ツヤ・テリも素晴らしい真珠のネックレスでした。この日着けられていた真珠のネックレスはお母様の形見だそうです。

改めて真珠の良さを再確認しました。

そして真珠は冠婚葬祭でも欠かせないこともあり、日本人にとって最も身近な装飾品と言えるかもしれません。

真珠のメンテナンスはされていますか?

先日も真珠の糸替えを承りました。

真珠のネックレスの糸替えは、真珠同士の間に隙間ができたときに行うのが一般的です。これは、糸が伸びたり劣化しているサインで、放置すると切れて真珠が散らばってしまう恐れがあるためです。

糸替えのタイミング

真珠のネックレスの糸替えは、様々な要因で使用頻度や保管方法によって時期が異なりますが、以下の状態が目安とされています。

真珠と真珠の間に隙間が見えるとき

・留め具を外し、真珠のネックレスをまっすぐ垂らしたときに真珠真珠の間に5mm以上の隙間ができる場合、糸替えが必要です。糸が劣化して伸びている可能性があります。

糸が汚れている、ほつれているとき

・糸が明らかに汚れていたり、毛羽立ってきたりしている場合は糸替えの目安です。

前回の糸替えから時間が経っているとき

・理想的な糸替えの時期は3年~5年と言われています。使用回数に関わらず、保存状態によっても糸は劣化するため、定期的な点検をおすすめいたします。

・・・では糸替えをしないとどうなる?

糸替えをしないと起こること

突然の糸切れ

最も心配されるのが、ネックレスの糸が突然切れてしまうことです。糸は経年劣化や使用による摩耗で徐々に弱くなっていきます。使っていなくても、糸が緩んでくることがあります。大切な行事の最中などに切れて真珠が散らばってしまうと、非常に困りますよね。

真珠の損傷や紛失

糸が切れて真珠が地面に落ちると、衝撃で真珠に傷がつく可能性があります。またいくつか紛失してしまうかもしれません。

真珠の劣化を早める可能性

糸が湿気や汚れを吸着したまま放置されると、真珠の内部に影響を与え、真珠層が劣化する原因となることがあります。糸替えを定期的に行うことで、このような真珠自体の劣化を防ぎ、美しさを長く保てます。

見た目の変化

糸が劣化すると、真珠真珠の間に隙間ができてしまい、真珠のネックレス本来の美しいラインが損なわれてしまい、見た目が悪くなることがあります。

真珠のネックレスはデリケートなので、糸替え以外にも日頃のお手入れが大切です。真珠の美しい輝きを長く保つために、いくつかポイントがあります。

日常のお手入れ

柔らかい布で優しく拭く

真珠を身に着けた後は、必ずその日のうちに柔らかい布で優しく拭きましょう。汗や皮脂、化粧品などが付着したままにしておくと、真珠の表面が劣化して輝きが失われたり、黄ばんだりする原因になります。メガネ拭きや真珠専用のクロスが最適です。ティッシュペーパーは真珠に傷をつける可能性があるので避けましょう。

水洗いは避ける

真珠は水に弱い性質があります。真珠のネックレスのように穴を開けて加工されている製品は、その穴から水が入り込むと内部で真珠層のずれが生じ、輝きが減少する恐れがあります。もし濡れてしまった場合は、風通しの良い日陰でよく乾かしてください。

真珠のネックレスを長く美しくお使いいただくためにも、定期的な糸替え、日常のお手入れをおすすめします。

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