こんにちは。岡谷市の大成堂です。
朝夕冷え込む季節になり、温かい鍋料理が恋しい時期ですね。
さて、大成堂では貴金属の修理も行っていますが、ご存知でしょうか?
先日もK24指輪のサイズ直しを承りました。
K24は純度99%以上の純金であるため、K18などの合金と比べて柔らかく、キズつきやすい素材です。普段の生活の中で硬いものに触れたり、重い荷物を持ったりするだけでも、キズや変形の原因になることがあります。
お客様は約60年つけっぱなしいで、サイズが変わったこともありだいぶ変形しキズも目立っていました。指輪のサイズが合ってないと、キズや変形のリスクが高まるので注意しましょう。
今回のご依頼は12号→8号にサイズ直し
8号サイズになりました。
変形、キズもきれいになりました。
キズの対処法
自分でできる対策
小さなキズやくすみであれば、自宅でケアできる場合があります。
・中性洗剤でのクリーニング:曇ってしまった指輪は、水で薄めた中性洗剤にしばらく浸し、その後洗い流すと輝きを取り戻せます。
・研磨剤でのケア:キズが気になる場合は、研磨剤を塗布した布で優しく磨くことでキズが目立ちにくくなります。ただ、頻繁に行うと指輪を傷つける可能性があるので、数か月に一度程度にしましょう。
専門店への依頼
K24に限らず金・プラチナの指輪が変形したり、深いキズがついたりした場合は、専門店に相談することが重要です。
指のサイズは変化するもの
指輪のサイズは体型の変化やむくみ、季節、妊娠などによって変わりやすいものです。例えば、夏はむくみやすく、冬はむくみにくい傾向があります。結婚指輪は長く身に着けるものなので、購入時のサイズがずっと合うとは限りません。
サイズが合わない指輪を着用していると・・・
きつすぎる場合
指輪がきつすぎると、指がむくんだり体調が変わったりした際に、指にはめられなくなったり、外すのが大変になったりすることがあります。最悪の場合、指を保護するために指輪を切断しなければならなくなることもあります。
ゆるすぎる場合
指輪がゆるいと、色々な問題が起こる可能性があります。
・紛失のリスク:水仕事中やお風呂で石鹸を使う際など滑りやすくなる場面で、指輪が滑り落ちてしまい、紛失する可能性があります。
・変形・破損の可能性:指と指輪の間に隙間ができることで、重たい物を持ったり力仕事をする際に指輪が歪んで変形する可能性があります。指輪が回転しやすくなるため、外部からの衝撃を受けやすくなることもあります。
・デザインの損なわれる可能性:指輪が回ってしまうことで、宝石部分が手のひら側にきてしまうなど、デザインが台無しになる恐れがあります。
結婚指輪の着用状況
ちなみに、今回のお客様のように「毎日結婚指輪をつけている」人の割合ですが・・・
妻が59.2% 夫が72.8%というデータがあります。夫の方が毎日着用している割合が高い傾向にあるそうです。
年代による着用率の変化
結婚生活が長くなると、結婚指輪の着用率は減少する傾向にあるそうです。
・20代では「肌身離さず、四六時中常に着けている」人が男女ともに35%前後であるのに対し、50代では15%前後まで減少するそうです。
皆さんはどうでしょう?結婚指輪、着けていますか?
「サイズが合わなくなってしまった・・・」なんて方は、お気軽にお問い合わせください。






