こんにちは。店主のコノダです。
ブログに上げたいネタはたっぷりあるのに、ここんトコ書く時間が取れず久しぶりの投稿です。
カラーサンプルは各レンズメーカー共通(アリアーテトレス)
皆さん、アウトレットやネットで気に入ったデザインとカラーのサングラスを買ったけど、度がついてなく買ったっきりあまり使っていないサングラスはありませんか?
一般的に眼鏡屋さんにそういったサングラスをもって「度付きのサングラスレンズが欲しい~」って行くと下記にあるカラーを見せられます。
基本的には遮光用としてはグレイ・ブラウン・グリーン系の3色、眼鏡店で用意されているカラーは濃度85%のものと50%のものです。その他に75%で作製も可能です。
他のカラーで注文できないのか?
希望の色または希望に近ければこのサンプルからチョイスすればよいのですが、この世の中に出回っているサングラスには当然このカラーとは全然合わないものもありますね。
気に入ったサングラス、そこに入っているカラーレンズと同じような色で作りたいときにはどうするか?
そうです、見本色という事でそのカラーレンズをメーカーに送り、色合わせをしてあなただけのオリジナルカラーレンズを作成する事も可能なんです。
【 レイバンRB4259F-601/80-53サイズ 】
今回人気のレイバンサングラスRB4259F-601/80-53に入っているブルーライトカラーレンズと同等色で度付きレンズを作成しました。
このレンズはニコンエシロール製「ビューフィット インフィニット」と呼ばれるレンズで同金額でカーブ指定も可能な優秀なレンズです。
色合わせとは皆さんが想像するよりもシビアで、光源の種類によっても見え具合は変わります。蛍光灯照明の下やLED照明の下など見た目が変わることもあります。ですから100完璧には同じ色にはあがりません。あくまでも同等色です。
色合わせとは
色合わせとは文字通り染色機で色を染める際に、実物を見ながらメーカーの専属スタッフが青緑(C:シアン)、赤紫(M:マゼンタ)、黄(Y:イエロー)の染色釜に時間を調整しながらうまいこと作り上げているのです。微妙な時間の掛け方で色合いはいくらでも変わるのです。
以前ウチのお客様で仕上がったレンズと元々のレンズが色が違うと3回ほど作り直しをし、最終的には「コンタクトで掛けるからもう度付きレンズはいらない」と言ってキャンセルされた経験があります。正直メーカーさんは頑張って近づけようと努力はしたもののかわいそうになってしまいました。
色合わせとは同等色であり同色ではない
もう一度行ってしまいますが、色合わせとはあくまでも同等色であり同色ではない!と。もともと入っているレンズ素材によっても異なりますし、光源によっても見え方は変わります。室内や室外で見た場合も同様なんです。
最近ライトカラーレンズに脚光が当たっているようで、メーカーのサングラスも薄めのカラーレンズを採用しているものが増えてきました。目元が見えないからコワイ…というイメージから薄めの色になり、さわやかなカラーサングラスを掛けてオシャレ…に変わってきているところもありますね。
ただしあくまでもライトカラーレンズはファッション性優先であり、遮光という本来サングラスが持つ一番の特徴はなくなるという事も覚えておいてください。
さぁ今年の秋はサングラスを掛けて外へ外へ出かけましょう。