皆さん、こんにちは。
冬に突入しましたが、いつからが「真冬」と呼ぶんでしょうね?
今から厚着をしたら真冬はどうするの? って会話してたら、「今が真冬でしょ」って返事されました。
先日一般のお客様から問い合わせの電話が入りました。
よそのお店で買った眼鏡、「レンズに色が入っている」…と買ったお店に言ったら、「今のレンズはみんな色付きですよ」…と言われたそうで。「お宅もみんな同じように無色でも色ついているの???」と聞かれてしまいました。
最近の420nm付近の青色光を吸収するブルーカットレンズ、ニコン(HEV、ピュアブルーUV)、セイコー(フロンティア)、ホヤ(CC420)等メーカー各社呼び名は異なりますが、素材自体に吸収材が入っており元々の色合いが若干黄味がかります。そこで白いレンズに近づけるためブルーミングという処理を行っていますが、ブルーミングしたせいでレンズ自体は薄い青黄色になります。
※一部ホヤ製レンズに「レイガード」と呼ばれるコンセプトの異なる色味のある青色光吸収レンズ加工も存在はします。
現物を見ていないので電話口のお客様にはあまり難しい話も出いませんし、勝手にブルーカットのせいです…」なんて言えません。
が、「当店の一般的な無色レンズは当たり前ですが、無色です。」とお答えしました。
【上:持ち込みレンズ、下:当店お客様レンズ】
その数日後他店様で作られ壊れたメガネを持参したお客様のメガネを見て見ると、あら⁉ ホントに青い!!!
比較用に当店お客様の普通のUVカットレンズを並べてみました。明らかに当店お客様のレンズの方が白い(より透明)ですね。
【上:私のブルーカットレンズ、中:持ち込みレンズ、下:無色UVカットレンズ】
さらに私のメガネも一緒に並べてみました。(一番上) 一番上のレンズはニコン製ピュアブルーUVという青色光吸収タイプのレンズで今までメーカーで出していた同タイプのレンズをさらに白くしたレンズです。
きっとブルーカット吸収タイプのレンズだろうとテスターペンを当ててみると、青色のレーザー光は何もカットせず素通り! びっくりしましたね。
当店お客様のレンズもブルーカットのレンズではないので同様に青いレーザー光は透過しています。
ニコン製ピュアブルーUVのレンズは確かにしっかりと青色光を遮断し、さらにレンズの着色な限りなく少ないのがお分かりと思います。
私の知識不足なのか持ち込まれたレンズの正体はわからず、なぜ着色しているのか?なぜ透過するのか?目には良い物なのか?安いだけのものなのか?…さっぱり結論は出ませんでしたが、当店で取り扱っている無色レンズは無色です。どうぞご安心ください。