岡谷市の眼鏡屋情報。
最近のメガネって10年ぐらいのものに比べ、比較的日本人(アジア人)の鼻に合ったものが多くなっています。一部今でもヨーロッパデザインのヨーロッパ生産もしくは中国生産のものも存在していますが。
日本人の鼻に合ったものとは、「アジアンフィット」と呼ばれ西欧系・欧米系の鼻の高い人に比べ鼻の低い人向けに鼻当ての部分のデザインを調整したものです。
改善されてはいますが、やはり「完ぺき」ではありません。残念ながらどうしても鼻に合わないモデルも存在します。
そこで今回は問い合わせの多いプラスチックフレームの鼻の加工をご紹介します。
【 トニーセイム TS10156-228 PP-48サイズ 】
コチラのフレームは当店の取り扱い店舗限定のトニーセイム。生地がきれいでおしゃれな高級感のあるフレームです。
このフレームは普通のプラスチックフレームについている鼻当てとデザインが異なり、一部調整可能な薄型の鼻当てがついています。
このフレームは生地厚が薄く軽量化されているので、壊さないように鼻当ての部分を除去していきます。いったん平らにして表面をやすりできれいに成形し、もう一度バフで磨き上げます。とってつけるだけでしょう~って簡単に言う方もいますが、これが意外に大変なんです。
そしてきれいになった部分に専用のパーツを埋め込みます。通常は4㎜厚の生地に3㎜ほど打ち込むのですが、このフレームは薄く仕上がっているので2.2㎜ぐらいしか打ち込めません。打ち込みすぎると当然表に穴が開いてしまいますし、寸止めしても表から見て隆起しているのがみっともなくなってしまうからです。
コチラがパーツを組み込んだ後の写真です。元もtものデザインは残しつつ、細かい調整の可能なクリングスアームの取付完了です。この足は3種類ありお客様の顔の形状等じっくりと見たうえでどこにどのようにつければきれいか確認しながら決定します。
このように線は細いですが弾力性の強い金属なので安心して掛けられます。最近のメガネフレームは比較的縦幅の広いものが多くなってきていますから、笑った時に頬にフレームが当たってしまうものも存在しますが、こういった加工をしておけば安心です。
他店でできないと断られて当店に持ち込みお客様もいますので、気になる方は一度相談してみては・・・
諏訪だけにかかわらず長野県内塩尻・松本方面、また箕輪・伊那方面からもご来店いただいています。「メガネの修理」これ大丈夫だろうか?・・・と思った時にぜひご相談ください。