こんにちは。
御柱祭も終わりゆっくりできる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は「瓶底メガネ…」厚くなるレンズを厚みが目立ちにくくなるメガネについてです。
当店のブログをご覧になってくださる方のなかでも特に「レイバン」や「オークリー」関連の記事に興味を持ってご覧になる方が多いんですよね。
その所謂2強のカテゴリがあるなか、上位にいるのがこちらの「牛乳瓶の底のような・・・」のレンズの厚みについての記事です。
近視で尚且つ度数が強い人だとその分レンズに厚みも出てきてしまうんですよね...それが所謂「牛乳瓶の底のような」レンズになります。
この記事がよく読まれているという事は、薄型や超薄型のレンズがあるといっても実際はどれくらい薄くなるのか?やどうすれば目立たなくなるのかな?とレンズの厚みを気にする人が多いということでもありますね。
今回はS-11.00という度数の方がいらしゃいまして、これぐらいの度数の場合はどんな感じになるのか使用したレンズや選んだフレームを参考にレンズの厚さや目立ちにくさ参考にしていただければと思います。
加工前のレンズの厚さからメガネ完成まで
削る前のレンズはこのようになってます。レンズを通して見える文字の大きさ等が外側に向かうにつれて変わっているのが分かりますよね。
今回のS-11.00という度数は素人的に言えば0.1ぐらいしか見えない人の視力の人のさらに約3.6倍ぐらい見えない状態です。S-11.00だと作れるレンズの設計等も限られるので作成できないお店もでてきます。メーカーで在庫も持っている範囲ではないので特注で作ることになるので、当店ではお渡しまでに約1週間の期間を頂きます。
今回のレンズは東海光学で出ている世界最薄となる両面非球面設計に屈折率が1.76というレンズに少しカラーが入ったものになります。設計も球面→非球面→両面非球面とグレードが上がっていきますがグレードが上の方がスッキリと見えレンズの厚みも薄くなります。
屈折率という数字も大事で数字が大きいほどレンズも薄型になります。よくチェーン店などの広告で1.56や1.60の数字が書かれているのもありますがそれが屈折率というものです。(屈折率によっては出来ない加工やオプションもありますのでその際は店員にご相談くださいね。)
そんな世界最薄と言われているレンズで今回の度数だと一番厚いところは8㎜ぐらいになります。
このレンズをフレームの形に合わせて削って、レンズの厚みが目立たないように加工もしてフレームに入れていきます。
そして、レンズを削りフレームにいれた完成品がこちら!
今回はバーバリーのセル枠【BE2217D-3010BR-55】で作成しました。
正面からみたら度数の強くないメガネと変わらない仕上がりですよね。
こちらが横から撮った画像です。何もせずにただ削るだけだともっとレンズが出てきて厚みが目立ちますが、厚みを目立たなくするように加工してあるのが見えますか?目立ちにくくするのにレンズもクリアより今回のように薄く色をいれるのもオススメです。
畳んでみても厚みが目立たないですよね。フレームの色がブラウンなのもありレンズカラーもフルカラーのブラウン系をお選びいただいたことでよりオシャレなメガネに仕上がりました。
厚みを目立ちにくくする方法
レンズの厚みが目立たなくなる方法ですが、フレーム選びも大事になります。
フレーム選びですが、今回のようにフレームの幅が広いセル枠が一番オススメです。メタル枠ですと幅が2mmぐらいですが、セル枠ですと幅が4mmほどのが多くその分レンズをフレーム内に収められる分はみ出る部分が少なくなり目立ちにくくなります。
後はレンズの幅が小さめのフレームを選ぶのもポイントです。
近視のレンズは外側になるほどレンズの厚みがでます。レンズの横幅が大きいとその分厚みのある外側を使うことになるのでその外側の厚みのある部分の使うところを減らすことで目立ちにくくできます。文字だと分かりにくい部分もあると思いますので、画像も参考にしてください。
遠近レンズなどの累進レンズを使う方は縦幅はどうなの?と気になるとは思いますが基本的に厚みが出るのは耳側なので縦幅は広くてもあまり問題はありません。
スッキリしてるのがいい人や線が細いほうがいい人だとメタル枠や下にフレームがないナイロール枠にフレームがないフチなし枠にしたい方もいらっしゃると思います。フレームに関してはやはり、自分の気に入ったデザイン等で作るのが一番ではありますので選ぶ際の一つの参考程度にしていただけたらなと思います。
レンズの種類はもちろん、セル枠も幅広く取り揃えております!強度の近視の方はもちろん、レンズの厚みが気になる方はぜひ当店に相談してくださいね。
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